【みりん】愛櫻 杉浦味淋 ラベルが変わりました!(愛知県碧南市)
愛知県碧南市は、みりん文化の根付いた町。
今でも5件のみりん屋さんがあります。
角谷文治郎商店、
九重味淋、
小笠原味淋、
相生ユニビオ、
そして今回紹介する「杉浦味淋」。
この杉浦さんにはお世話になっていて、
まだ福岡に住んでいた頃、
名古屋で講座があったので、せっかくなら1泊し、
見学のお願いをさせて頂いたメーカーさん。
近くのホテルまで迎えに来てくれて、
私1人のために、休日だったのにもかかわらず受け入れてくれました。
杉浦さんは、碧南の5メーカーの中でも、
ホンモノのみりんを作られるメーカーとしては新参者。
まだ20年経ってないんじゃないかな。。
当初は、大手がつくるみりんと同じような商品をつくり、
価格競争の中で頑張ってきました。
その中で、ふと蔵の中から昔のみりんづくりの製法が出てきたとか。
これだ!と思った杉浦さんは、
もち米、米麹、米焼酎で仕込む、本来のみりんづくりをスタート。
そしてこの度、新しいラベルへ生まれ変わりました。
→→
蔵に飾られている昔の看板
この文字をラベルにしたんですね・・・。
なんか、私も考え深い。
杉浦味淋さんは、見学も歓迎してくださり、
何度も伺わせて頂きました。
愛知や碧南の醸造文化、
東京都の違い・・・などが盛り上がりすぎて、
ご自身のことを伝える時間がいつも足りないぐらい・笑
そしていつだったか、伺う直前に大けがをしてしまい、
血だらけで運ばれるという・・・
そして包帯を巻いて戻ってくるといったハプニングもありました・笑
そんなところを含めて、杉浦味淋なんだなぁって思います。
杉浦味淋さんの商品の特徴は、
みりんのもろみの期間が長いこと。
通常2~3ヶ月のことろ、6ヶ月ぐらい。
その分甘みが強い味淋になります。
新参者だからこそ、差別化しているところです。
そして商品も1年ものと3年ものがあります。
特に1年ものは一般的な料理に、
3年ものはお菓子やデザート作りにオススメです。
お菓子やデザートに使うときは、
煮詰めて煮切り味淋にしたら砂糖の代わりに使えます。
より煮詰めたらシロップのようにもなりますよ。
私は経験がありませんが(お菓子作りが得意じゃない・・・)、
スポンジの中に入れて焼くと、
適度な色が付くのと、スポンジが割れてしまうのを防ぐ効果もあるようです。
そうそう、杉浦さんの面白い商品としては・・
みりんの麹菌で作った米麹の販売をされていること。
みりん用なので、糖化に適した米麹です。
味噌づくりには適さない代わりに、甘酒はとても美味しくなります!
甘酒を造られる方は、良かったらお試しください♪
そして杉浦味淋さんが近くに売ってない!という方にも朗報です。
イオンなどの大きなショッピングモールに入っていることの多い、
久世福商店さん。
その久世福ラベルの味淋は、杉浦さんです!
ここで購入できますので、見かけたらぜひ手に取ってみてください♪
杉浦さんのHPも新しくなり、みりんの勉強やレシピなどもたくさん載っています。
ぜひ参考にしてください!
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choumiryou-evangelist.hateblo.jp