【味噌@愛知】桝塚味噌で蔵見学&豆味噌づくり
桝塚味噌は、東海地方特有の味噌「豆味噌」を作っています。
その「おみその学校」というイベントを月に一度開催していて、今回は「見学&豆味噌づくり」に参加してきました!
まずは蔵の見学へ
味噌の香りが漂い、オルゴールが聞こえる蔵の中へ。
私の第一印象は、すごくきれいにされていること。
掃除が隅々まで行き届いている感じがしました。
味噌に音楽を聞かせるのはおいしい味噌になると言われ、私の味噌づくり教室でも味噌ダンスをしていますが(笑)、実際ずーっと流している蔵は初めてでした。
これは味噌だけでなく、蔵のためにも、人のためにも良い効果があるそう。
蔵の中は、社長が1つ1つ丁寧に案内してくださいます。
この場所は、戦争時の海軍の飛行訓練などをしていた場所とのこと。
ここで人を殺すこと、自分が死ぬことを学んでいたところで味噌をつくる。。。
だから今は、小学校の子どもたちなどに蔵の見学をしながら「生きること」を伝えたいとおっしゃっていました。
桶の数は大小合わせて400本ほど。
その分の敷地や、木桶を保存していく努力は相当大変だと思います。
「味噌はしとねる」(方言で「育てる」)ことを大切にしているという言葉が印象的でした。
蔵の中で、一番新しい桶。
そして蔵の中で一番古い桶。
1865年に作られた桶で、すでに150年以上たっていますが、今でも現役です。
味噌から出る汁「たまり」
仕込んだ味噌の水分量によりますが、一般的に熟成中に桶の上に水分がたまってきます。
桝塚味噌さんの豆味噌の場合も少し水分が上がってくるようです。
その水分はたまり醤油の原点だと言われますが、その味見をさせていただきました!
写真ではわかりにくいのですが…
手にベットリとつき、とっても濃厚でおいしかった~!
こんなに濃厚なのは、初めてです。
蔵の直売所ではこの「本たまり」という商品で販売されています。
もちろん、買いました♪
豆味噌づくり!
米味噌、麦みそは教室をするぐらい、何度も作ったことはありますが、今回は初めての豆味噌です!!
豆味噌の原料は、「大豆・塩」のみ。
大豆に麹菌をつけた「大豆麹」に塩と水を入れて仕込みます。
これが大豆の麹。
とても繊細ということもあって、他で作るワークショップをしているところもないし、麹自体の販売もしていないそう。
とっても貴重です。
ちなみに1個は手のひらサイズです。
それをつぶしていきます。
こんな感じで。
次に塩と水を混ぜて、容器に詰めていきます。
上に振り塩をして終了!(早っ!)
オウチでの熟成方法やカビのことなどを詳しく教えてくださったので、安心してお家で寝かせておくことができます。
ちなみに、出来上がりは1年後です。(遅っ!)
おみその学校らしく!
今回、豆味噌のことだけでなく、お味噌全般のことも教えてくださいます。
こんな机に座って聞きました。
これがまた趣があって、スバラシカッタ!!
お味噌の味は…
愛知県のスーパーでは、ちょこちょこと桝塚味噌さんの味噌を見かけます。
独特の風味がある豆味噌の中でも、とても食べやすく、この味噌だけのお味噌汁もとってもおいしくいただける味噌です。
イベントの時もお味噌汁も出していただいたのですが、とってもおいしかったです。
スーパーでは、食べやすくすりつぶした味噌が多いですが、現地に行くと粒タイプも販売されていますので、近くに行かれた際にはぜひ立ち寄ってみてください。
営業の方曰く、粒タイプの方がおいしいって!!
尚、蔵見学は通常していないようです。
希望の方は、イベントに参加するのがオススメです。
社長、スタッフの皆様、ありがとうございました!
(写真がぶれているのが残念!!)
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