【みりん@愛知】角谷文治郎商店 ~三州三河みりん~
.「ホンモノのみりん」というと、
全国的にも有名なのが、この角谷文治郎商店の三州三河みりんだと思います。
私も初めて知ったホンモノのみりんはこのみりん。
当時通っていたホールフードスクールの料理教室で使用していて、
みりんって、こんなに美味しいものなんだ!とびっくりしたのを覚えています。
それから愛用をさせていただき、講座などでもご紹介しています。
工場見学は、数年前、ホールフードの醸しツアーに参加した時から2回目。
その前に何度か伺っていましたが、仕込み時期を見せていただける機会をいただきました!
仕込みを見学!
見学は、対応しきれないこともあり、一般には受け付けておりません。
お取引のある方などを対象にしているようです。
なのでとても貴重な機会をいただきました。
みりんは春と秋に仕込みを行います。
特に春の仕込みは、仕込み+搾りが同時に行われているので、両方を見せていただきました。
みりんの原料はもち米、こめ麹、米焼酎です。
その原料にもこだわり、焼酎も自ら作られています。
「みりん1升作るのに、お米1升を使用する」という伝統製法で作られています。
そのうちもち米が9割を占めてます。
これはもち米を蒸しているところです。
1つに数百キロのもち米が入っていて、それが4段積み重なっています。
単に蒸すだけでなく、粒の周りはべとっとしない感じで、でも中まで火が通るように蒸すことで、出来上がりのみりんにも大きくかかわってくるそう。
少し食べさせていただきましたが、とっても美味しかった~。
案内してくださった、社長の娘さん。
1つ1つ丁寧に説明をしてくださいました!
そのあとは、熟成のタンクを見せていただきました。
仕込みをしているタンクがあるお部屋では、
焼酎の匂いが充満し、それだけで酔ってしまいそうな感じでしたが、仕込み途中のタンクと熟成中のタンクを見比べることができました!
タンクもずらりと並んでいます。
みりんは、最初に仕込んだもろみ(もち米・米麹・焼酎)の期間・約40~60日たつといったん搾ります。
搾ったあとは、1~3年ぐらい熟成させて完成させるので、
もろみの入ったタンクとそのご絞ったものを熟成させるタンクと、
そして自家製焼酎をためておくタンクと、、、。
保管しておくタンクを置いておく面積も必要です。
全国的に出荷もしているみりんやさんということもあり、
数多くタンクが並んでいるお部屋がありました。
見学後は、試飲もさせていただきました。
私は運転だったので、残念でしたが…。
みりんを絞ったあとのみりん粕(こぼれ梅)の試食・みりんで作った梅酒も試飲させていただきました♪
これが絶品。
私は10%のアルコールの、甘めの梅酒が好みです。(写真・左側の瓶)
みりんの甘味だけで仕上げた梅酒なので、まろやかな甘さが特徴です。
みりんは飲み物!
今は調味料として使用されるみりんですが、昔は飲み物でした。
良いみりんを買いたい!と思った時には、美味しいかどうかが判断する1つの基準にしています。
私がホンモノと考えるみりんは、飲んだら美味しい!
(キッチンドリンカーになるときも多々・笑)
ぜひ一度、ホンモノのみりんを味わってみてください♪
きっとそのおいしさに驚くと思います。
記念写真~
今回、一緒に行ったホールフードの知り合いと案内してくださった娘さん(次女さん)と一緒に撮ることができなかったので、違う写真を(笑)
角谷さんの長女さんと♪
洗剤講師として活躍している梅埜歩さんが来られた時に立ち寄って♪
そして先日見学させていただいたときの煙突。
この煙突は取り壊しが決まっているようです。
遠くからでもわかる煙突がなくなるのはさみしいですね。。。
角谷さんのみりんの購入は⁈
角谷さんのみりんは、全国の自然食品屋さんやこだわったものが販売されている場所で見つけることができると思います。
ただ、みりんはお酒なので、酒販免許のある場所でないと販売はできません。
(小さなお店ほど、置いていない可能性もあるので注意が必要です。)
また、ネットなどでも購入は可能なので、一度お試しください♪