【岐阜県海津市】中日本氷糖の見学へ(氷砂糖)
2021.11.16
名前の通り、氷砂糖を作っている所です。
氷砂糖メーカー自体が数少ない中、ここがシェア40%ほど占めているそう。
馬印を見かけたら、中日本氷糖さんの氷砂糖です。
そもそも、氷砂糖って??ですが、
氷砂糖を使うメリットは、シロップなどを作る際、
ゆっくりと溶けることで素材の成分もじっくりと引き出すことができること。
そして照りも出やすいこと。
特に梅酒の時期に出荷量が多くなるとのことでしたが、
賞味期限はないので、通年通して定期的に作っているようです。
そんな場所に潜入してきました!
実際の工場の中は撮影禁止だったので、撮れてないのですが、
『クリスタル』という形の整った氷砂糖を作る場所、
倉庫などなど見せて頂きました。
『クリスタル』の形の整った氷砂糖は、
素になる砂糖の粒をタンクに入れた後、
溶かしたグラニュー糖の液体を混ぜ、
50℃の温度でゆらゆらと揺らしながら3~4日間かけて作ります。
砂糖の粒は、きれいな結晶の形をしているのですが、
そこに少しずつ液体が固まって大きくなっていき、
きれいな形ができあがる…という仕組みです。
そのタンクの模型が外に展示されていました。
このゆらゆら揺れている様子も見ましたが、
ゆりかごのような感じで、
見ているだけでとても気分が穏やかな、眠くなってしまうような
そんな錯覚を覚える感じで。
そこをお伝えできないのがもどかしい…。
そしてもう1つの結晶は『ロック』
形がいびつでバラバラなのが特徴ですが、
容器の中に素になる砂糖の小さな結晶と、
グラニュー糖の液体を入れたら60℃ぐらいの温度に保った部屋で
2週間ぐらいかけて結晶を作って行きます。
こんな感じ。
2週間かかるので、どちらかというとこちらの方が手間がかかります。
溶けやすいのはロックの方。
そして主にロックは、てん菜のグラニュー糖で作ることが多いようです。
資料館に昔の様子が展示されていました。
容器や重ね方が徐々に変化しています。
ここには砂糖の資料館も併設されています。
合わせて見学することができるので、オススメ。
砂糖のことを知る機会って、あまりないので、とても貴重な経験でした。
そして資料館では、世界の砂糖や、
今と昔の作り方の違い、中日本氷糖の歴史などを学ぶことができます。
大人300円(子ども100円)で、じっくり案内もしてくださり、
お土産までついて学ぶことができますよ♪
大人の社会科見学にぜひ行かれてみてください♪
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南濃工場