【味噌@愛知県】八丁味噌のカクキュー
愛知県岡崎市の岡崎城近くにあるカクキューさんへ行ってきました。
カクキューさんは豆味噌の中でも「八丁味噌」を作っています。
こんな商品を見かけたことありませんか?
私が住んでいた福岡でも、普通のスーパーにもありました。
(スーパーには、カップ入りが多いかもしれません。)
創業して380年ほど、19代目。
イメージもつかないときから、作り続けているのはホントにすごいことだと思います。
そんな蔵では、1時間毎に見学ツアーをしているので、大型バスで観光客も多くいらっしゃいます。
先日そんなツアーに、1人紛れ込んだ感じで(笑)参加してきました!
八丁味噌とは…?
岡崎城から西へ八丁(約870m)の距離にある岡崎市八帖町(旧・八丁村)で、江戸時代初期より、旧東海道を挟んで向かい合った2軒(カクキュー・まるや八丁味噌)の老舗が伝統製法で造り続けている豆みその銘柄です。
豆味噌は大豆と塩のみで作られる味噌で、1年~1年半ぐらいの熟成がほとんどの中、八丁味噌は約3年間仕込まれます。
全国で豆味噌を購入しようと思っても、なかなか手に入りませんが、この「八丁味噌」は見かけることがあると思います。
それだけ全国的にも、そして世界中にも有名なお味噌メーカーです。
案内していただきました!
受付で予約すると、担当者が案内してくださいます。
まずは資料室へ。
これは、以前岡崎の駅の広告に使われていた看板だそう。
資料館の入り口で出迎えてくれます。
1つ作るのにも、多額のお金がかかってそうです。
資料館の中には、どのように作られていたのか分かりやすく知っていただくため、このような人形が展示されていますよ♪
ほかにも、昔の資料が沢山展示されていて、1つ1つ案内してくださいました!
蔵の中にも!
そして味噌が熟成されている蔵も見せていただきました!
大きな桶が沢山並ぶ蔵は、圧巻です。
木桶の上にピラミッドのように石を置くのも特徴の1つ。
1つの桶に6tのお味噌を仕込み、重石はその半分の3t。
通常の味噌は重さの1/3の重石(6tの味噌なら2t)をするのが一般的な中、重石の量が多いのは八丁味噌は水分量が少ないためです。
熟成を促すことや、中で発生した炭酸ガスを出しやすくする理由があります。
このピラミッド型の石は、震度7の地震がきても崩れないとか。。。
そして桶の下に赤い台がありますが、熟成させた桶はリフトで運ばれ、裏返しにして味噌を取り出すそう。
それにはびっくり。
今は機械化も進んでいますが、製法や熟成に関しては昔ながらの作り方を守っています。
味見やお土産まで!
蔵の見学は30分ぐらい。
その後、お味噌汁の味見やこんにゃくに味噌をつけて食べさせてくれました!
そしてこんなお土産まで♪
ちなみに、 「赤だし」とは、米味噌と豆味噌のブレンドした味噌が一般的です。
赤だし=豆味噌と思っている方もいるかもしれませんが、米味噌も入っています。
このお土産の赤だしも、米味噌とのブレンドでした♪
味噌のソフトクリームも食べてみたよ!
茶色くかかっているのが、味噌パウダー。
味噌の風味がミルクとマッチしていて、結構おいしかったです!
八丁味噌の活用
八丁味噌は、一般的な味噌よりも色が濃い味噌です。
それは、長期熟成するときに生まれるメラノイジンという抗酸化物質が増えるから。
この成分が解毒や免疫力のアップにも有効的だと言われています。
また、豆味噌全般に原料がほぼ大豆なので、大事なたんぱく源、栄養源を取ることも可能です。
特に味噌のように熟成させることで、大豆の有効成分はより吸収しやすくなっています。
ただ、八丁味噌は苦味や酸味を感じる方もいます。
八丁味噌だけでお味噌汁を作ると、苦手…と思う方も多いかもしれません。
なので、家庭で使うときは、家でメインで使っている味噌の隠し味にブレンドすることで、より深みとうまみのある味噌汁になると思います。
まだ味わってない方は、ぜひチャレンジしてみてください♪
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